嘘を重ねて。





「フゥ…」


小さく息を吐くと
私はあの場所へと足を踏み入れた


3年ぶりに見るその景色



…と、1つの人影がそこにはあった




「ッ…!!!」




そこに居たのは




「結映…待たせてごめんな」




忘れる筈もなかった




「もう離さない」




「…翔琉!!」




翔琉だった。






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