嘘を重ねて。

｢結映…俺、ずっと思ってた事があるんだ。…もし生きていられたら、残りの人生は結映と生きたいって。｣



そんな事…私も同じに決まってる。

君が居ない3年間
一瞬たりとも忘れる事はなかった

私の愛しい 人


また出会えたその時は
絶対に離さない そう思ってた



｢俺と…一緒に生きてくれますか？｣


手を伸ばせば
そこに愛しい人が居る

触れられるし
温もりを感じる事もできる


…私は 幸せ者だよ。



｢当たり前だよ…ずっと一緒に生きてくから…｣


｢…から?｣



嗚呼、こんなにも幸せになれるなんて
思ってもいなかった


君に出会ってからの毎日は
白黒だった世界に色が付いていくようで

幸せ過ぎる時間だった


いつも私に見せるその笑顔も仕草も
私には 勿体無いと思ってしまう程に。