嘘を重ねて。
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“チュンチュン…”
次に目が覚めたのは
朝だった
「学校…用意しなきゃ」
そう言って
もう大分良くなった身体を起こすと
制服に着替えて家を出た
…勿論、見送る人も声も無い。
外に出るとまだ雨が止んでいなかった
嗚呼…やっぱり
雨は憂鬱だ。
雨の日には良い事が無い。
…それは自分に限った事なのかもしれないが。
そんな事を考えながら
電車に揺られて学校へ向かう
今日からまた
つまらない…そして意味の無い学校生活が
始まるのだ
そう思うと憂鬱な気分は
増幅するばかり
そんな事実から逃げる様に
私はイヤホンから流れる音楽に
耳を傾けた