嘘を重ねて。





いつもの通り
1人の登校




周りの人とは
まるで別次元のように


私は“いないもの”として
時間は過ぎていく





誰にも話しかけられず

誰にも笑いかけられない





理由はなんなのだろう?
何度も考えた



でも納得のいく答えは出なかった



結局行き着いたのは

『明確な理由などないからこそ
難しい問題なんだ』

という何とも虚しいものだった








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