片思い履歴。

優の過去


「優には彼氏が居たんだ。両想いで楽しそうに優はいつも笑ってた。
それでも5ヶ月?ぐらいだったかなー。
急に別れを切り出してきた。その彼氏が。優は優しいから理由も聞けずにさ。
でも。私は許せなかった。その男。だから理由聞いたんだよ。そしたらなんて言ったと思う?『優は俺の事好きそうに見えない。』って言ったんだ。意味わかんないよね。優はあの通り冷めてるんだよ。でもその冷めが優にとっては一種の愛情表現。優は私といるときはいつもその男の話ばっかりだった。だから優は絶対彼氏が好きだったんだ。なのにその男。
別れた後も優は泣いてた。それだけ好きだったんだろーな。そんな優になんもしてあげれてないけど。優は多分それで男が嫌なんだよ。でも飛翼が現れてくれて良かったよ。優のことよろしく。」

私が全部言い切ると飛翼は


「優…」切なそうに優の名前を呼んでた

今は…4時前か。
HRが終わったのは3時半

ん、ならまだ優は居る。
飛翼なら

優を任せれる。

「優なら、屋上にいる。普段なら鍵かかってるけど優は手が器用だからね。針金とかであけたんだろうね。」

「なんで屋上って知ってんの?」

「あぁ。それはなんとなく。でも絶対いる。行け」


「わかった。色々ありがとな。お前は?帰んの?」

「いや、教室にいる」
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