誰よりも
「ねぇっ!!!!」
わたしの大きな声に、彼は歩くのを止めた。
彼は、振り替えると、わたしを見て驚いていた。
「な、んで…?」
「…あの人の告白を…っ…わたしが受け止めるとでも思ったのっ?」
わたしの言葉に対して、彼は軽く頷いてみせた。
「ねぇ、知らないの?
わたしの中では、あなたがどのくらいの大きさかっ
本当に知らないの!?」
「…」
彼は、驚きながらもわたしの話を聞いてくれている。
どういう心境なのかまでは、分からないけど。
それでも、彼が今何を思っているのか分からないけど…
この気持ちを彼だけには、知っておいてほしいの。