pure


席について、注文した後、水を飲みながら。



「俺、優と仁に殺されそう・・・」

ノリ君がボソッと言う。


「え・・・?」


首をかしげると


「いや、なんでもねぇ。」


そう言って目をそらされた。


それから予備校の先生の話とかいろいろしながらご飯を食べた。



「よかった、ひなちゃん元気そう。」


ノリ君の話が面白くて笑ってばっかりだった私を見てノリ君が言う。


「え・・・?」



「いや、なんか最近元気ないなぁって思ってたから。」



「・・・・・ん・・・」



「なんか悩み事?相談のろっか?」


そう言うと、ノリ君はコーヒーを2つ頼んだ。



一人で抱えてるのも辛いし。


解決方法なんて全然ない。


聞いてもらうと何か変わるかな・・・?




いつも凛ちゃんに相談しようか悩んでた。


でも、凛ちゃん、心配しすぎて凛ちゃんまでも元気なくなりそうだから。


凛ちゃんからあの可愛い笑顔取っちゃいけないような気がして言えなかった。





私は優君が好きで。


でも優君には彼女が居て。


優しくされるのが辛くて。


ひどいこと言った。


それから優君が誰ともしゃべらなくなって・・・・


仁君から告白されたことも。




ノリ君に話した。



するとノリ君は首をかしげた。





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