pure
俺は頭の整理をするためにひなに問う。
それは大きな勘違いで・・・・
たった1日。
たった1時間、嘘の彼氏をした。
それをタイミング悪く見られてたなんて・・・
俺がひなをからかってるだけだと思ってたらしい。
なーんだ。
俺の傷って何?
安心しきった俺はひなに深いキスをする。
もう、俺のモンだ。
長い長いキスに答えるひな。
甘い吐息が俺の理性を乱す。
なのにいいところでノリに邪魔された。
はぁ。
手をつないで帰る。
それだけで真っ赤になるひな。
はにかんだ笑顔とか、可愛すぎ。
家の前について、ひなの腰に手を回した。
戸惑ったひなが逃げようと体をよじる。
「ゆ、優君、あの・・・」
やばい、この顔、好き。
困った顔をするひなにまたキスをした。
「また月曜な」
俺が言うと
「ん。おやすみなさい。」
真っ赤な顔のひなが笑顔で言った。