冬の恋
































そう言うとあなたはドアの向こうに消えた。













ベッドの上で固まるあたし。










「………」










言葉が出ない、頭が真っ白になった。










あなたはどんな想いで、あたしを抱いたの…?





彼女への罪悪感を感じながら?





それともあたしをからかっていたの?










それとも…
















































あたしと同じように、幸せを感じながら?





あたしのことだけを考えながら?







































"またね"ってことは、また会えるの?










ねぇ、名前も知らないあなた。




















あなたが…好きです…
















< 16 / 21 >

この作品をシェア

pagetop