わたし、あなたのこと諦めます。



「えー、警察のお世話にはならないように。
身体にも気をつけろよー。じゃあ、また二学期で会おうなぁ」


はーい


心の中で返事をした


「じゃあ!解散!」


終わったぁ


やっと夏休み!

くふふ!


………まぁ、課題の量は多いけどー


「紗耶」


「瑚晴!帰ろ」


「うん」

教室を出て、廊下を歩ていると


「ねぇ紗耶?プール行くでしょ?」

瑚晴が聞いてきた

「え?まぁ、行けるなら行きたいって思ってた」


すると瑚晴は、含み笑いをして


「そう~ふふっ」


「は!?何考えてるの?」


「ううん、な~でもなぁい。あ、じゃあ日にちは……ちょっと待ってて!」


「え!?瑚晴!?」


瑚晴は教室に戻って行った


え?なに?


待っててって言われたから…なんか行きづらいし


何しにいったんだろう
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