わたし、あなたのこと諦めます。
それから数分待たされた
「ごめんごめん!」
瑚晴が戻って来た
「ねぇ、何しに行ってたの?」
「え?えっとー……カレンダー見に行ってた!」
「えー!?そうなの?そっかぁ、ならついて行けばよかった」
「でも藤田いたよ?」
「え"!?やっぱ行かなくてよかった」
藤田くんとは……気まずいままだし
「ねぇ、紗耶はもう藤田のこと好きじゃないの?」
「好き………?ん"ー、まだ嫌いになれてない……かな?」
そう言うと瑚晴の顔がパァっと明るくなって
「そっか!うんうん、嫌いにならなくていいんだよ?」
「え?なんなの?この前までは、あんなやつ嫌いになっきゃえばいいんだよ!みたいな事言ってたのに」
「あーははは………ちょっとね…ふふっ」
「なんか怖い」
「失礼な!」
だって怖いんだもん
何企んでるの?