わたし、あなたのこと諦めます。
「なになに?彼女?」
「ううん」
「じゃあ、好きな子?」
「…………………まぁ」
「あれ?でも、歩夢って瀬奈が好きなんじゃなかったっけ?」
は?
「なんで知ってんだよ」
「いや、バレバレだし。一番身近にいる弟だよ?バレるっしょ」
あ、そうか
「変わったんだ。瀬奈のことは諦めたの?てかさ、瀬奈も歩夢のこと好きじゃなかったっけ?」
「質問が多いんだよ。一個一個しろや」
「べつにええやーん」
「なんでいきなり関西弁なんだよ。関西の人に怒られるぞ」
「え?そうなの?まぁ、いいじゃん。
てか、話の話題が変わってる」
「わざと変えたんだよ」
「ん?なんか言った?」
「別に。もういいだろ!俺はもう寝る。お前もガキなんだからさっさと寝ろ!」
「ガキって2つしか違わねぇじゃ………」
「はいさっさと出てくー」
バタン
ふぅ………
めんどくせぇなアイツ