わたし、あなたのこと諦めます。



「まぁ、個人的にいつがいいわけ?」



「あ、いつでも~」



「いつでも~じゃないよ!そんな簡単に考えられるものじゃないんだよ?」



「は、はい」


びっくりしたぁ


いきなり怒鳴るから



「あ、ごめん。なんか熱くなっちゃった」



「あ、ううん!」



「でもね、やっぱりそういうの伝えるのって、大事なことでしょ?」



「うん」



「ん~。あ、じゃあさ!まだ夏休み残ってんだし、誘ってみたら?」



「誘う?」



「そう。遊びに……じゃなくて、デート?に」



「デ、デ、デ、デーーートーーー!?」


そ、そんなの誘えないよ!!



「………そんな驚く事でもないでしょ?」



「だ、だって……」



「誘えないわけ?」



「うっ、あ、まぁ……」



「ふぅ……スマホ貸して?」



「ん?あ、はい」


何するんだろう?
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