わたし、あなたのこと諦めます。


「瀬奈の事が好きだったから、瀬奈にも責められて別れようって何度も思った」


「私が悩ませてたんだね」


「違う!そんなんじゃない。ただ、あの時はどうしても如月を好きになれなかった。ただの償いだって思って接してた」


わかってたよ、そんなこと


「だから如月を何度も傷つけた。修学旅行の日だって…わかってたんだ、瀬奈が嘘泣きな事くらい。でも、信じたくなくて…」


「好きな人を信じたい気持ちはすごくわかるよ!」


「…あん時だって、誕生日の日…。」
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