好きな人はモテます
日常1
「淳志、ここに居たの?」




「げっ、美紗」




「げっ、じゃない!!」



「何だよ」




「何だよって?
あんた、今何の時間?」


凄く笑顔で返してやる。



「ん、いちゃつく時間」




「ふーん。そう…
って、ふざけんなー」



今日も私の声が響く。


「うっせー!」と耳を塞ぐ淳志


「うっせー、じゃないわよ!
良いから黙って部活するの!」



「イテ、分かったから離せよ」




「離したら逃げるでしょーが!」


何と言おうが、今こいつは耳をめっちゃ引っ張られてます。




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