イケメン転校生と同居⁉︎


学校を出ると、翔太を取り巻く女子の軍団ができてた。


「翔太先輩夏休み遊びませんか?」

「福井くん(翔太の苗字)と会えなくなるとかやだ〜」


とざまざまな声が聞こえた。


あ〜翔太あいかわらずモテるな〜


中身はうざいけど。は、羨ましい。


素通りしようとした時、翔太の声が聞こえた。


「俺、夏休み必要な予定たくさんあってさ。ごめんな。」


何という、素晴らしい答え方。。。


こりゃあモテるわけだわ。と思いながら、何も聞いてなかったかのように自分の家に足を向けた。


数分歩いていると、後ろから翔太が追いついてきた。


「お前聞いてただろ。俺のモテっぷり。」



「は?翔太どこのいたの?気づかなかった。。」



「嘘つけー。実感止まって聞いてたの知ってるぞ。」



「聞いてませーん。まあ、嘘つきだなーとは思ったけど?」



「ほら、聞いてるじゃねーか!嘘はついてねーけどな。」


「え?翔太、暇人でしょ?」



「おい、暇人って失礼な。夏休み普通に忙しいよ。」


「なんで?」



「お前の世話。」







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