運命の出会い2

さとしとデート

あさみの部屋に入り、アイスコーヒーを飲んでくつろぐ。
「さとし、久しぶりのオフだね」
「そうだな、3ヵ月ぶりだな」
俺の顔を覗きこむ仕草がたまらなく可愛い
俺だけの特権。
真には奪わせない
「今日はあさみを一人占めさせてほしい」
「ん…いいよ」
「ありがとう」
「ねえ、さとし」
「ん、何」
「さとしは…私に何してほしい」
「えっ…」
沈黙が流れる。
「キスしたい…」

「ありがとう」
ドキドキしている。本当はもっとしたい…

「8月始めに夏祭りがあるんだけど…2人で行かない」
「行きたい」
夏祭りか〜、あさみの浴衣姿が見たい
「あさみは浴衣持ってる」
「あるよ」
「今度着せて見せてよ」
「うん」

それから2週間…
今日は夏祭り。
あさみは紺の生地に朝顔の浴衣姿で現れた。
手を繋ぎ、屋台を覗く。
「何食べたい」
「りんごあめ」
「じゃあ買いにいこ」
途中でたこ焼きを買う。
りんごあめの屋台に入り、あさみは小さな物を選んだ。
「花火が始まるみたいだな、あっちにいこう」
人が集まっていた。何とか2人分の席を確保し、始まるのを待つ。
空には色とりどりの花火が打ち上げられ俺たちはいい思い出が出来た。
「終っちゃったね。何か寂しい」
「また来年もこよう」
「うん」
「さあ、帰るか」
あさみのマンションに戻ると、あさみは着替えをし、りんごあめを食べ出した。
「あさみ、明日も休みだよね」
「うん、そうだよ」
「今日…泊まってもいい」
「…うん、いいよ」

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