君の世界
天涯孤独
カチッ

人を焼く為のスイッチなんてボタンひとつで簡単で…

もう戻らぬ人を惜しむような時も心の余裕もないまま制服を着て弱々しく昇りゆく煙を見送る。


母さんが逝ってしまった。

僕が奨学生に選ばれた連絡を受けた次の日に…


僕は住む所や学ぶ所を保証されて、一人ぼっちになった。


この先もずっと一人ぼっち


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