君の世界


落ち着くまでなんて何時までなんだろう。

忌引という決められた休みに落ち着ける筈もなく、僕は入学式からしばらくした教室に入る。


既に友達関係のグループは出来ており、転校生を見るような視線が集まっていた。


「見られるのは慣れてるけど…ウザイ…」


軽く溜め息を吐いて自分の席が分からないから担任を待つ。


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