君の世界
レストランの前に行くと、真中はまだ来ていなかった。
幸雄は誰から聞いて病院に来たんだろう…
微妙に血の臭いがしたのは、教室にいた奴らをシメテ来たんだろうと想像出来た。
「幸雄とできてる(笑)有り得ないだろぉ…」
くだらない噂を思い出し、飽きれ笑いをしているとホテルマンに声をかけられた。
「飯島直人様ですね?真中修平様から1002号室にお越しくださいと言付かっております。」
やはりか…僕は部屋への行き方を聞いてホテルマンにお礼を言った。
エレベータは最上階のスイートルームの前にとまった。