君の世界


寮長の部屋からは遠ざかったけど、自分の部屋が何処にあるのか迷う。


「幸雄ぉ~!幸雄いない?」

かなりデカイ声で幸雄を呼びながら歩いていると、肩を掴まれた。

「おい。人を犬みたいに呼ぶなよ!」

「おっ幸雄いたいた。部屋が分からないから連れて行ってよ。」

飽きれ顔の幸雄に笑顔を向ける。


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