小悪魔的な彼と悲観的な彼女


「あ、いや、早まったかも。偶然会ったみたいな事が無いって事だよね?」

「ううん。一緒に出かけた事無いもんね?あ、でもここで会うようになったか、」

「やっぱりか!なんでよ拓也どういう事⁈ 」

「…へ?」

「…それが、すみれさんとなかなか休みが合わないもので、」

「だとしても晩御飯ぐらい食べいけるんじゃない?そうじゃないの?すみれを連れて行きたいと思わないの⁈ 」

「……その通りです」

「あ、でも、」

「次会うまでには絶対どこかに連れていく事、そういう事!分かった⁈ 」

「はい」

「いや、そんな無理になんて別に、私は今のままでも、」

「付き合って半年経つのにまだデートすらして無いなんて可笑しい事だから!」

「え、でも、」

「そうだから!」

「あ…うん。はい」

「よし決まり!」


とりあえず二人でご飯食べてくる事!


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