小悪魔的な彼と悲観的な彼女


…だから、特に裏があってそんな事言ってる訳じゃないと思う。きっとそうなんだと思う。


「なんか不思議だけどきっとお似合いなんだろうな、君達って!じゃあ私はこの辺で!」


そして、お幸せに〜なんて言葉を残して、その人は去っていく。


それからなんだかもう…なんだろう。私はよく分からなくなって。

分からないんだけど…なんだかとっても虚しい、そう感じて。


帰ろうかって声掛けたらもう拓也君がお会計も済ませてて、それにすら虚しさを感じる、そんなよく分からない私だった。


なんだろう、なんかもうよく分かんない。考えたく無い。





ーー君達って、終


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