小悪魔的な彼と悲観的な彼女


あ、あはははーなんて、ここでもまた懲りずに笑ってみて失敗…なんていう現状。

あぁ私、どうしよう私…


「はぁ…」


うぅっ、溜め息だ。

どうしよう、どうしよう…


「…言っておくけど、基本的に僕は女性が嫌いじゃないんだ」

「あ、うん…うん?」

「だから女性がどういうものかも割と分かってると思うし、いろんなタイプのそれも見てきてるし、だからこそそこを愛せる人が本当に大切にしたい人なんだと思ってる」

「…?、う、うん」

「だからね?そこを見てどう感じるか、それが僕にとって重要な問題になる訳で…って、言ってる意味、分かってる?」

「……」


…どうしよう、分からない。

いや、分かりそうなんだけど…やっぱりよく分からない。ていうか正直頭に入ってきて無かった。


「…あの、もう一回ゆっくり言って貰っても…いいかな…」

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