推定借金5000万円!?~潜入先はホストクラブ
「店長に頂いた商品券で、買わせて貰いました」
さっぱりとした、柑橘系の優しい香りが体を動かすと空気に触れ、また……零れる。
笑顔を見せた私とは逆に、何故か合点のいったような表情を見せると
こくりと頷き店長もまた、フロアへと戻っていく。
去り際に
「その香水さ、よく凪が買ってた。彼女のお気に入りとかで」
「……え??」
「そういうば、凪の彼女……雪乃ちゃんにちょっと似てるかも」