推定借金5000万円!?~潜入先はホストクラブ
この、何でも話してごらんよって包容力のある雰囲気。
凪にも、秋にも無い落ち着いた魅力。
「あの日……凪の誕生日の日。アイツ部屋に行ったんだろ?」
店長みたいに触れることはないけれど、何故か肩を抱かれているような声に問いかけられて……これまで抑えていたものが一気に溢れ出す。
凪の手。
凪の熱い視線。
凪の貪る様なキス。
全てが本当は鮮烈に残っているって事。
「私……」