推定借金5000万円!?~潜入先はホストクラブ
「雪乃が俺の彼女になる覚悟が出来たら、いつでもここに電話して!!」
手元に残った名刺。
ゴメンね、秋。
きっと……借金を返し終わる頃には私はおばちゃんだよ。
たとえ、あの日の凪がこの胸から消えても……同じな気がした。
挨拶、記念、抱きおさめ。
いろんな理由でみんなが来てくれるから……嬉しくて、幸せで。
「何かあったらいつでも俺の部屋のチャイム鳴らせよ?」
悠哉さんまで、それだけを言いに顔を出してくれた。
今は……
新しい場所の人達が、優しい事を祈るしかない。