推定借金5000万円!?~潜入先はホストクラブ
ぼんやりそんな事を考えながら、あまり目立たない隅の方へと腰掛ける。ここは私の定位置。
時間になり、悠々とドアを開けて入ってきたオーナー。
いつにも増して……派手な金のネクタイが胸元で光る。
そういえば……オーナーと会うのはあの日以来だ。
俯き加減な私を置いて、朝の挨拶が始まった。
「じゃあ今日も一日宜しくお願いし……」
「その前に一言いいか?」
店長の言葉を静止した境オーナー。
難しい顔で黙ったまま、私の元へと……突然やって来た!!!