推定借金5000万円!?~潜入先はホストクラブ
椅子を引いてもらい、席に着いた瞬間……
「その格好で来たのかよっ!!」
そこには……笑い出しそうな凪。
「そんな事言われても……他に服持ってないし。それにっ、万が一お客さんに見つかったら困るって思って……」
語尾は力無く、しょんぼりとした私に
「いや、悪ぃ。俺が悪かった。お前の事情知ってるのに……」
あの凪が……謝ってる???
私の意志に関係なく、やって来たボーイに「同じもの」と注文を入れると
「俺の話を聞いて欲しい」
神妙な顔に変化をし……私も受け止めなきゃいけない時間が来たんだって感じた。
話して??
凪が隠してる事は一体……。
そして届いた、搾り出すような声は……。