推定借金5000万円!?~潜入先はホストクラブ
「はいっ」
その言葉に手元へ視線を戻すと、そこにはパリッとした封筒がある。
「何ですか?」
「今月おかげで売り上げ良かったからね♪」
おかげって言われるほど何かをした気もしないし……それ以前の平均値だって分からないんだけど。
開けてみると……そこには
「いいんですか??」
分厚い商品券が入っていた。
「雪乃ちゃん店以外でメシ食ってないでしょ?服だって……」
「それは……」
確かに店長の言う通り、少しでも利子が増えないよう私は質素な生活をしている。
「金券ショップとかに売るなよ?」
そんな……精一杯の愛情に不覚にも泣きそうになってしまった。