201号室の、オオカミくん☆
「これ、林田先生に渡しておいて」
「ちょっと待って。話が」
「俺、用事思い出したから!」
私にクッキーを渡すと、葵は走り出した。
私は門の前に転げたままの自転車を起き上がらせると、クッキーを皇汰に投げた。
「皇汰、ごめん! 私、葵を追いかける!」
皇汰は私のクッキーを受けとると、優しく笑った。
「ちょっと待って。話が」
「俺、用事思い出したから!」
私にクッキーを渡すと、葵は走り出した。
私は門の前に転げたままの自転車を起き上がらせると、クッキーを皇汰に投げた。
「皇汰、ごめん! 私、葵を追いかける!」
皇汰は私のクッキーを受けとると、優しく笑った。