201号室の、オオカミくん☆
「午後から会う。こんなガキっぽいの嫌だし。たまにはあっちから俺を探せばいいんだよ」
そう自分を納得させるように言うと、カバンを肩にかける。
「結愛ちゃんもできたよ」
「うわ。ありがとー。可愛い!」
丸いお団子が頭に乗ると、急に背が伸びたみたいだ。
「お団子に鉄パイプとか入れとかなきゃ、お昼のパン戦争で倒れるかもしれない……」
「いやだ! 女の子なんだからそんな危険な事しないで!」
トールさんが青ざめて私に言うが、こればかりは譲れない。
「頭に鉄パイプとかお前が無敵すぎて無双だろ」
皇汰も機嫌よくケタケタ笑った。