倦怠期です!
「美香と香世には心配かけて・・ごめんね」と言うお母さんに、お姉ちゃんと私は「べつに」と言った。
「ねー、それよりクリスマスケーキどうするー?」
「はいはい!そのことだけど。私の同期の水沢さんの彼女がね、石ノ森製菓堂でバイトしててさ。そこのクリスマスケーキ買ってって頼まれたから今日予約した」
「うそっ!マジでー?石ノ森のケーキ、めちゃくちゃ美味しいんだよねぇ」と言ってるスイーツ大好きなお姉ちゃんの両目は、キラキラ輝いて見える。
石ノ森製菓堂は、おいしいスイーツの店として、この辺りじゃ有名だ。
夕方行くと、売り切れてる品が多くて、ショーケースはスカスカ状態だし。
お姉ちゃんが喜ぶのもよく分かる。
「でかした香世!で、ケーキはどんなの?」
「生クリームにいちごが乗ってる定番のやつにしたよ」
「よしよし!」と言いながら頷くお姉ちゃんって、どんなケーキも好きだからいいんだよね。
「あとね、ブッシュドノエル?だったっけ。チョコのケーキは、同期の有澤さんが少し分けてくれるって」
「わーい!」
もうお姉ちゃんってば、今にも踊り出しそうなくらい喜んでいる。
こういう状態のことを、狂喜乱舞の一歩手前って言うんだ、うん。
『おまえどっち頼む?』
『どっちも欲しいけど、両方だと多すぎだし。どうしようかなぁ・・・ええいっ!こうなったら生クリームにする!』
『じゃあ俺こっちにするから、半分やるよ』
『えっ?でもそんな・・・』
『俺一人で全部食えないから。もらってくれた方がすっげー助かる』
って有澤さんは言ってたけど・・・。
大学生の時つき合ってた彼女とは、タハラ入社で遠距離になるのが原因で別れたんだよね。
それ以来、有澤さんから「彼女できた」とは一度も聞いたことないし、彼女の話も私は聞いたことがない。
小沢さんや因幡さんあたりは聞いてるかもしれない。
こういうのって、同性同士で話すものだろうし。
でもクリスマスケーキを一人で食べる予定なら、イブは一人で過ごす予定ってことだよね?
それとも因幡さんの彼女みたく、イブは一緒に過ごせない、不規則シフトな仕事をしているのかもしれないな。
「ねー、それよりクリスマスケーキどうするー?」
「はいはい!そのことだけど。私の同期の水沢さんの彼女がね、石ノ森製菓堂でバイトしててさ。そこのクリスマスケーキ買ってって頼まれたから今日予約した」
「うそっ!マジでー?石ノ森のケーキ、めちゃくちゃ美味しいんだよねぇ」と言ってるスイーツ大好きなお姉ちゃんの両目は、キラキラ輝いて見える。
石ノ森製菓堂は、おいしいスイーツの店として、この辺りじゃ有名だ。
夕方行くと、売り切れてる品が多くて、ショーケースはスカスカ状態だし。
お姉ちゃんが喜ぶのもよく分かる。
「でかした香世!で、ケーキはどんなの?」
「生クリームにいちごが乗ってる定番のやつにしたよ」
「よしよし!」と言いながら頷くお姉ちゃんって、どんなケーキも好きだからいいんだよね。
「あとね、ブッシュドノエル?だったっけ。チョコのケーキは、同期の有澤さんが少し分けてくれるって」
「わーい!」
もうお姉ちゃんってば、今にも踊り出しそうなくらい喜んでいる。
こういう状態のことを、狂喜乱舞の一歩手前って言うんだ、うん。
『おまえどっち頼む?』
『どっちも欲しいけど、両方だと多すぎだし。どうしようかなぁ・・・ええいっ!こうなったら生クリームにする!』
『じゃあ俺こっちにするから、半分やるよ』
『えっ?でもそんな・・・』
『俺一人で全部食えないから。もらってくれた方がすっげー助かる』
って有澤さんは言ってたけど・・・。
大学生の時つき合ってた彼女とは、タハラ入社で遠距離になるのが原因で別れたんだよね。
それ以来、有澤さんから「彼女できた」とは一度も聞いたことないし、彼女の話も私は聞いたことがない。
小沢さんや因幡さんあたりは聞いてるかもしれない。
こういうのって、同性同士で話すものだろうし。
でもクリスマスケーキを一人で食べる予定なら、イブは一人で過ごす予定ってことだよね?
それとも因幡さんの彼女みたく、イブは一緒に過ごせない、不規則シフトな仕事をしているのかもしれないな。