倦怠期です!
2015年、1月26日。
仁さんと入籍して丸20年経った今日、私は仁さんと結婚式を挙げる。
最初はそんな予定、全然なかったんですけど・・・。
あれは日香里の結婚式のドレス選びをしていた時のこと。
『え?入籍だけ?マジで?』
『マジで』
『じゃあお義父さんとお義母さんも一緒に結婚式挙げましょうよ』
と言った良太くんの提案に、夫が乗った次第。
ちなみに、義理の息子になる良太くんのことは、私はくんづけで呼び、仁さんは呼び捨てだ。
年の差があまりないから、良太くんのことは、仁さんも私も、年が少し離れた弟のように思い、お互い仲良くつき合っている。
「・・・結婚してくれ」
「ぶっ。あなた・・・っ!」
もう、開口一番何を言い出すのかと思えば・・・。
でも、仁さんのギャグのおかげで緊張が解けたとき、タイミング良くドアが開かれた。
今回、娘たちと一緒に式を挙げるため、私は仁さんと、日香里は良太くんと一緒に、バージンロードを歩いている。
「20年経ってもおまえはキレイだ」
「惚れ直した?」
「惚れ続けてる」
「・・・そうだね。仁さん」
「ん」
「すごくカッコいいよ」
「知ってる。俺、おまえにとって一番いい男だし」
「ぶ」
バージンロードを歩む距離は長く、そして短く感じた。
まるで仁さんと結婚した20年間のように。
これからも、大好きな夫に寄り添って、一緒に歩んでいこう。
倦怠期です! 完
仁さんと入籍して丸20年経った今日、私は仁さんと結婚式を挙げる。
最初はそんな予定、全然なかったんですけど・・・。
あれは日香里の結婚式のドレス選びをしていた時のこと。
『え?入籍だけ?マジで?』
『マジで』
『じゃあお義父さんとお義母さんも一緒に結婚式挙げましょうよ』
と言った良太くんの提案に、夫が乗った次第。
ちなみに、義理の息子になる良太くんのことは、私はくんづけで呼び、仁さんは呼び捨てだ。
年の差があまりないから、良太くんのことは、仁さんも私も、年が少し離れた弟のように思い、お互い仲良くつき合っている。
「・・・結婚してくれ」
「ぶっ。あなた・・・っ!」
もう、開口一番何を言い出すのかと思えば・・・。
でも、仁さんのギャグのおかげで緊張が解けたとき、タイミング良くドアが開かれた。
今回、娘たちと一緒に式を挙げるため、私は仁さんと、日香里は良太くんと一緒に、バージンロードを歩いている。
「20年経ってもおまえはキレイだ」
「惚れ直した?」
「惚れ続けてる」
「・・・そうだね。仁さん」
「ん」
「すごくカッコいいよ」
「知ってる。俺、おまえにとって一番いい男だし」
「ぶ」
バージンロードを歩む距離は長く、そして短く感じた。
まるで仁さんと結婚した20年間のように。
これからも、大好きな夫に寄り添って、一緒に歩んでいこう。
倦怠期です! 完