彼氏彼女になるまで



「ねぇ、琉愛って蒼威くんの事好きでしょ?」



ビックリした。


屋上に行ったら



いきなり憂希にいわれたから……




「そ、そんなわけないじゃん!ありえないよ………」



そうだよ……ありえないんだよ……


私は恋をしないと決めたのだから………





「本当に?」




「う、うん」




「ならよかったぁ……」


え?どういう事?



「私、蒼威くんの事好きなんだよね」



え?嘘でしょ…………憂希が…


蓮の事………好きなんて…



「そ、そうなんだ…」




「うん、だから応援してよね?」



「も、もちろん」



作り笑いをしながら私はそう言った…


別に 悲しくなることじゃないもん……




蓮のことなんて

何にも好きじゃないんだから……




憂希の応援をしてあげなきゃ……
















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