彼氏彼女になるまで
琉愛side
私は今 蓮に告白した
蓮は驚いた表情をしている
だから…私は昔から 大好きだったことを伝えた
するとやっと蓮の口がひらいた………………
「琉愛………………………
ごめん」
………そっか…振られちゃったんだ
まあ当たり前だよね……こんな私の事…
OKする人なんていないよね…
「そっ…かっ………ご…めん…ね…」
目から水が無くなるんじゃないかというくらい 涙が溢れてくる
「………ごめんな」
蓮は私をまた抱きしめた
やだよ…………振ったのに……抱きしめないでよ……忘れられなくなっちゃう…じゃん…か……
「ご…めん…私…かえる……送ってくれて…ありがと………」
蓮の身体を引き離して 走って帰った
はぁ………やっぱり…告白なんてしなければよかったのかな…………
また涙が溢れてきた
「おーいっ…琉愛っ」
憂希の声が聞こえる
「憂希……?……どこ?」
「こっち!」
憂希は 道路を挟んだ向こうにいた
「ゆ……ゆきぃ……ふぇっ…」
「え?ちょ、どうしたの?」
「ゆきぃ……………」
私は憂希のいるところまで 走っていった
「あっ……………る……ぶないっ!」
「え?」
横を見ると 私の方へトラックが 突っ込んでくる
「きゃあっ………………」
キキードスンっ
憂希が私を呼ぶ音が聞こえたけれど
反応できずに……私の意識が なくなった