full of love~わが君の声、君の影~

「私なんてさん付けでも名前で呼ばれることなんてないよ・・もうずっと高木さんって・・あ」
彼女がちょっとシマッタという顔をする。
俺の脳裏に高木部長の顔が浮かびちょっとイラッとする。

「俺が呼んでるからいいじゃん・・」
彼女の上から顔をギリギリまで近づける。

「今日子・・」
「もうイイって;」
「愛してる」

彼女が目を見開いてぽかんと口を開けている。

(そんなに驚かなくても・・)

俺はひかれる前にその口をふさぐ。

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