full of love～わが君の声、君の影～

彼の唐突な「愛してる」
にバカみたいにぽかんとしてしまった
いつも彼にはふいをつかれる

触れる彼の唇に指先に身体に
さっき以上に熱を感じる

しばらくお互い無言で求め合った

でも彼を迎い入れてすぐに
私はたまらず声をあげる

その度に彼の身体がびくりびくりと反応する

そんな彼が無性に愛しくなってしまって

私はまた彼の名を呼んでしまったのだ。