届かなかった。届けたかった。
同じ部活の先輩は、キャプテンをしていて、よく私をかまってくれた。
キャプテンは、とても優しくて、その笑顔や優しさにわたしは、惹かれていった。
ある日、友達のななが、「舞は先輩に告白しないの?
もうすぐ引退だよ?
後悔しない?」
「え?
なな?きゅーにどーしたの?告白なんて、むりにきまってるじゃん!」
「はじめから、諦めててどーすんのよ!
好きなんでしょ?なら、おもいきって言ってみなよ?」
ななの言葉が一つ一つ心に響いてきた。
わからなかった私の思いが一瞬にして、告白へとかわっていった。ー振られてもいい!
そう思った。
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