ブランコ。
ふりだしに戻ってしまった。

でも、その方がある意味良かったのかも知れない。

自分の課の人間が、自分に対してそんなことをしているなんて、考えただけでもぞっとする・・・。

だけど、このバカげた行為は、やはり止めさせなければならない。

「見張るか・・・」

「見張る?」

「うん。誰なのか、判別する為に」

「あ、危なくない?」

「うん、大丈夫だと思う」

「でも・・・」

「大丈夫。だけど、手伝いがいる」

「・・・?」

「だって、女子トイレだろ?」
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