ブランコ。
「や、やっぱり・・・さ、境さんと行くんだよな?」
「は?」
「な、仲、い、いいもんな」
「は?」
「お、お前たち、つ、つきあってんのか?」
「は?」
「い、いや、そ、それだけだ・・・」
「違いますけど?」
「は?」
「境とじゃないです」
「は?」
「つきあってもいません」
「は?」
「仲は良いように見えるかもしれません」
「・・・うん」
山岸はしばらく俯いた後、思い切ったように言った。
「本当にいいのか?」
「はい?」
「俺、境さんを誘いたいんだ」
「ほう」
「八月十一日」
「へえ」
「花火、一緒に見たいんだ」
「ふ〜ん」
「でも、本当にいいんだな? 誘っても?
八月十一日、境さん、誕生日だぞ?」
「ひえっ!・・・」
忘れてた。
リエの誕生日。
そうだった。
八月の十一日。
貰ってた。
プレゼント。
『記念日は当日に!』
リエのポリシー。
どうしよう・・・。
「は?」
「な、仲、い、いいもんな」
「は?」
「お、お前たち、つ、つきあってんのか?」
「は?」
「い、いや、そ、それだけだ・・・」
「違いますけど?」
「は?」
「境とじゃないです」
「は?」
「つきあってもいません」
「は?」
「仲は良いように見えるかもしれません」
「・・・うん」
山岸はしばらく俯いた後、思い切ったように言った。
「本当にいいのか?」
「はい?」
「俺、境さんを誘いたいんだ」
「ほう」
「八月十一日」
「へえ」
「花火、一緒に見たいんだ」
「ふ〜ん」
「でも、本当にいいんだな? 誘っても?
八月十一日、境さん、誕生日だぞ?」
「ひえっ!・・・」
忘れてた。
リエの誕生日。
そうだった。
八月の十一日。
貰ってた。
プレゼント。
『記念日は当日に!』
リエのポリシー。
どうしよう・・・。