ブランコ。
美穂さんは何も言わず、僕の顔をじっと見ている。


その顔は何かを考えているようにも、僕の内面を見通そうとしているようにも見える。


「高梨君……。君ってさあ……。う~ん……自分で考えな」


「う~ん……。それがなかなか……」


「高梨君。それは絶対自分で考えなさい。千秋にも聞いちゃだめだし、リエちゃんにも人からアドバイスを受けて選んだって言っちゃだめ。わかった?」


「はあ……」


「自分で足を運んで、自分で選ぶの。いい?」


「はあ……」
< 194 / 260 >

この作品をシェア

pagetop