ブランコ。
27 ぎょうざ
僕は携帯電話を取り出しリエに電話をかける。


時間は昼の十四時三十分。


もし、今でも怒っているなら、すぐには電話に出てくれないだろう。


最悪、出てくれないということも考えなくてはならない。


本当は直接渡したいし、直接渡すべきなのだろうが、その時はリエの家に置いていくしかない。


途中、何度かかけるうちにつながってくれればいいのだが。
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