ブランコ。


「ほい」


僕は缶コーヒーと、ほとんど減っていない小銭を受け取る。

リエは何も言わないし、僕も気づいていないフリをして財布に戻す。

そして、しばらく無言でコーヒーを飲み続けた。
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