手紙~君へ~
キッキーーー!!!!!!!
「ゴラァ!あぶねぇだろが!死にてぇのか!」
それだけ言って、車は、走り出した。
「花欄。大丈夫?いたい所無い?」
「…けんたぁ……。ごめん…な…さい……。私…私…。ふぇぇぇん。」
「花欄は謝んなって。好きな女を守んのは、当たり前だって!」
花欄は、ずっと泣きながら、俺に謝っていた。
「花欄。ベンチに座ろ。な!」
「………うん…。」
「ン!おんぶ、してやるから。」
「えっ!恥ずかしいじゃん!いいよ!っいた!」
「ほら。足、怪我してんじゃん!早く!見てやるから。」