手紙~君へ~



花欄を見た。




え?なんで?



なんで、泣いてんだよ。


俺と、付き合ってる事が、イヤになったのか?花欄…。




「ごめんね。健太。私、ダメかも…。」



ダメかも。って、なにが?なにがダメなんだよ。

俺と、付き合えないって事?




「ごめんね。本当にごめん。私。」


そう言うと花欄は、教官室から出た。





「花欄!!!!待てよ!」


――カシャッ




俺は、花欄を見失ってから、また、教官室に戻った。









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