手紙~君へ~
葉弥は、俺の前に来ると、ニコっと笑いながら、こう言った。
「私と、エッチしてくれたら、誰にも、言わないであげます。」
「エッチ?誰と誰が?」
「私と健太だよ!」
「誰!?」
その人は、俺の愛する花欄だった。
「花欄!!!!なんで?俺の事嫌いになったんじゃないの?」
「え?なんで?」
「だって、さっき、抱き締めた時に、もうダメって言ってたじゃん!」
「あぁ!あれは、トイレに行きたかったんだよ!ってか、今も、トイレに行ってきたんだよ!」
「なんだよ~!焦るじゃん!」
「ごめんね!ちゃんと言ったつもりだったんだ!」