手紙~君へ~



そう言って、俺は、走り出した。



「健ちゃん!待って!」



綾の言う事を、耳だけ、しっかり聞いていた。






どれくらい走った?



俺は、どっかの公園に来ていた。


「俺と綾の子供?」



「ハッ。意味分かんね……。」



俺は、ベンチに座った。


「っ!クソッ!マジで意味分かんねぇ!」



その時だった。



「パパ~~~~!!!!!!」



ん?誰の事?



公園の中を、見た。俺以外、誰もいない。









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