手紙~君へ~
ごめんな。花欄。
その子は、花欄にとって初めてでも、俺にとっては、3人目かもしれない。
俺は、花欄の家で、飯を食べてから、自分の家に帰った。
気持ちを、切かえたかったんだ。
ブブッブブッブブッ
「誰だよ。こんな時間に、あー…。ねむっ!」
今は、深夜1:30。
「あい。誰?」
『………パパ…?夏波だよ…。』
「夏波ちゃん!?どーしたの?綾…じゃなくって、お母さんは?」
『……お兄ちゃんと、ケンカしてる…。ヤメテ!リュウ!キャッ!』
夏波ちゃんの後ろに、綾がいる。
でも、様子が、おかしい感じがする。
『…パパァ…。ウッセッ!バカヤロウ!……怖いよ…。』
綾の声と、リュウって、言う奴の、叫び声が聞こえる。
「夏波ちゃん!電話を、お母さん達の方に、向けて!お兄ちゃんが、なんとかするから。」