手紙~君へ~

逃走




「ゴルラァァァァァ!!!!!!綾!誰だ!そいつは!」



――バシッ



「キャッ!」



綾は、その場に倒れた。


「夏波。そんな奴の近くに、いちゃお父さんが、許さないよ。こっちに来なさい。早く!」


夏波ちゃんは、首を横に振った。


「言う事聞かない子は、どーなるか、分かってるのかなぁ?夏波。」



ヤバイ!完全にこいつ、いっちゃってる!


リョウは、取り出した物を、夏波ちゃんめがけと、振り下ろした。

――バキッ!









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